Don't Go Away Mad (Just Go Away)
モトリークルーのトリビュートバンドを結成して1年になるが、コンセプトは結成当時から
「レコーディング音源に忠実」
であることを目標にしている。
エンディングや、バックシンガーのアレンジについてはライブ音源をモデルにしているが、基本の部分は可能な限りアルバム通りだ。
そこで課題になってくるのが、ギターのオーバーダビングの再現である。
初期のアルバムは、ほとんどギターを重ねていないからさほど難しいものではないが、モトリークルー全盛期のDr.FEELGOODになると、何トラック使っているんだ!?というぐらいギターを重ねまくっているから大変だ。
そこで、最近の俺のブログに毎回のように出てくるタイトルのこの曲、このオーバーダビングをどうやって再現するか?
それが課題となった。
この曲は、バラードのようでありロックソングでもあるが、随所に印象深いオブリガート(※)が出てくる。※主旋律を引き立てるための短いメロディー このオブリガートが、得も言われぬ高揚感を醸し出しているのは間違いない。
かくして、この曲はオブリガートなしでは本来の良さが引き出されないのである。
しかし、オブリガートをアルバム通りに忠実にすればバッキングが薄っぺらくなってしまうし、バッキングに徹すればこのオブリガートは再現出来ない。
どうしたものか。。。
そこで俺が導き 出した解決方法とは、「歪みの量を都度調整し、ディレイを活用しながらバッキングとオブリガートの切り替えを感じさせない」弾き方である。
モトリーグルーが結成1周年を迎えたライブ、俺の念願でもあったこの曲をプレイすることが出来た訳だが、見に来てくれた人がこの曲をアルバムの雰囲気そのままで、違和感なく聴いてくれていたら俺の作戦は大成功である。
何故なら、オブリガートのメロディーを目立たせるのではなく、自然に曲に溶け込むことを目標としていたから。。。