

アメリカンブランドへの憧れ③
shipping この単語を「船便」だと理解していた程度のやりとりで、相手の名前、住所、電話番号、銀行名、口座番号を聞き出していたのは、無謀以外での何ものでもない。 それにも関わらず、相手は丁寧にこちらを信用して、受け答えをしてくれた。 本当に感謝した。 暫くして、「確かにベースを送ったよ!追跡番号は◯◯◯◯〜だよ!」 とメールが入った! 遂に、遂に、遂に海を渡ってベースが届く!! あの中学時代に、御茶ノ水の店前のショーウィンドウで見てから既に20数年は経っていた。 確か、EMSでの追跡はまだ出来なかったか、自分が知らなかった。 もう、毎日がモンモンとしていた。雑誌を見て気を紛らわしたり、あえてベースの事は頭から離したり。。 しかし、そんな事も出来ないと悟ったある日。。 ピンポーン! 「国際郵便物のお届けにあがりました!」 き、き、きたーーー!!!! 税申告手続き書類を受取り、ハンコを押した。 これでもか!という位、グルグルに巻かれたアメリカ製の段ボール(当たり前か!)を慎重にカッターナイフで空けていく。 そしてハードケースをそっと空けると、あの
アメリカンブランドへの憧れ②
多分1時間はショーウィンドウを眺めていたと思う。 しかし、値段を見て愕然とした。 当然手の届く範疇をはるかに超える値段だった。 翌週も見に行ったのだが、、、 ショーウィンドウには別のベースが飾られていた。。。。。 それからは国産のベースでお茶を濁しつつ(決して国産のベースが良くなかった訳ではないが)、バンド活動。 月日は流れ、社会人になり、インターネットが普及し始めた頃(まだダイヤル回線の時期)、自分もネットを始めた。 理由は、「あの時」見た、HAMERのニッキーシックスモデル(正確には、HAMER FBIV typeという)を探す事だった。 検索をして暫く経ったある日、遂に アメリカの個人所有者が見つかった! つたない英語で、今で言う所のチャットをして交渉を続けた。 価格 $2000!送料別で譲渡可! 画像も送ってくれたので、そのモデルに間違いない。 それから、やっと出たボーナスをはたいて、銀行やら郵便局やらに海外送金の方法を調べに回った。 今、考えるととんでもない暴挙である! しかし、「この人なら大丈夫だ!」という、何の根拠もない確固たる自信
アメリカンブランドへの憧れ①
自分がベースを始めたのは中学2年の時だった。 当時、近所にあった楽器屋へ初めて出向き、実に様々なベースが並んでいた風景は今でも忘れない。 一番最初に手に入れたのは、アリアプロⅡのミディアムスケールのベースだった。というのも、当時、ロング、ミディアム、ショートの各スケールがある事は全く知らなかった。 このベースは両親とのある約束で手に入れたものだ。 その約束とは... 「何でもいいから学校から表彰状を貰ってこい!そしたら買ってやる!」 バイトをしようにも、当時は中学生を雇ってくれる所は無かった。 それならばと、足に自信があった俺は、陸上部に入部した。そこで、大会に出て優勝し、表彰状を掻っ攫う作戦に出た。 半年後、地区の大会で3位に入り(種目は100m)、作戦通り表彰状を掻っ攫った。 そうして、やっとの思いで初めてのベースを手に入れたが、当時、モトリークルーのニッキーシックスが使っていたのは、「HAMER USA」というブランドのサンダーバードシェイプのベースだった。 今の様にインターネットなど無く、情報を拾う手段としては、音楽雑誌をめくるか、直接御


永遠の名曲
俺は今でこそ一丁前にギターを弾いてるが、まだギターすら触ったことがなかった頃、ギターの音がベースだと思っていた。
え?意味がわからない?
俺が子供の時から思い描いていたギターの音って、フォークギターやクリーントーンの音だと思っていたわけ。チャキチャキしたカッティングの音とかね。
それで、物心ついてからハードロックを聴くようになったわけだけど、ハードロックの代名詞である歪んだギター、この音をベースだと勝手に思っていた。
だって、あんな綺麗な音を出すギターがこんな攻撃的な音を出すなんて、まるで考えもしなかったからね。
でも、ある事がきっかけでそれが間違いであることに気付いたんだ。 そして、じゃあベースの音ってどれ?ってなったわけ。
その後、モトリークルーに憧れてギターを始めてから、バンドスコアを購入し練習に明け暮れた。
バンドスコアには全パートの譜面が記載されてるから、そこで思った。
はて?この曲のベースってどれなんだろう?
ギターでベースラインを弾いてみる。。。
ん?こんなメロディーなの?
嘘でしょ?
耳を凝らして


ニッキーシックスが自宅から20分の所に来る!?
2015年12月31日で、モトリークルーのライブ活動は終わったわけだが、その後もニッキーは、自らが率いるバンド「Sixx:A.M.」で活動を続けている。 新譜も発売し、今年はラウドパーク2016への出演が決定していたのだが、ツイッター上に「数公演行う」と宣言していた。 はて?ラウパは1日限りだし、Zepp辺りで単独公演をするのかなぁ?と憶測を立てていた。そんな所に情報筋からとんでもない情報が流れてきた。 ラウパ以外の公演は「慰問である」。 つまり、在日米軍基地内での慰問ライブだった! 在日米軍基地が日本国内に何箇所あるか、正確な数は不勉強の為分からない。しかし、スケジュール、セキュリティ問題等を考慮すると、東京近辺の基地ではないか?と憶測した。 福生、厚木、座間、横須賀辺りか?と予想した。 そして、その予想は見事に的中する。 結果、キャンプ座間と厚木基地で慰問ライブを行う事が判明。 但し、ご存知の様に基地内はおいそれと入場する事は不可能。 基地内で働く方にゲストとして招いてもらう事が必須だ。しかも人数制限もある。無論、中は外国、治外法権の為、パス